浜北万葉まつりのメイン、
曲水の宴(きょくすいのえん)について,
もうちょっと。
曲水の宴とは、
曲がりくねった池のほとりで歌を詠んで楽しむ宴です。
日本では、聖武天皇の頃には行われていたことが記録に残っています。
それより前の時代でも行われていたようですが、
はっきりしたことはわかっていません。
もちろん、起源は中国。朝鮮半島でも行われていたようです。
浜松市の浜北万葉まつりのは、奈良時代の貴族の宴を再現したものです。
平城京の庭園遺構を模した曲水庭園で行われます。
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万葉の森公園 曲水庭園の曲水池 |
曲水池と言っても、川のように流れがあります。(それがミソ)
まず、参加者たちは庭園の景色を楽しんだあと、
歌を作ります。(浜北では、短歌です。)
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ミス浜北 かわいいな~ |
←ほんとは木簡に書くのでしょうが、
都合により(?)
紙の短冊
池の流れの上のほうから、花筏に乗せた杯が流されてきます。
それが自分の所に来るまでに歌をつくります。
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酒が流れてきましたよ |
童子が酒を取り、参宴者は杯を飲み干します。
曲水の宴は浜北のほか、京都の城南宮、九州大宰府などでも行われていますが、
どこも平安時代の装束での再現であり、
奈良時代での再現で毎年行っているのは浜北万葉まつりだけのようです。
(今年、平城遷都1300年祭でやってたですが
そのことについてはまたの機会に)