本日の遠州弁：あいさ

あいさつじゃないに、

「あいだ（間）」のことだに。

例）「AとBのあいさ、はさがってるら」・・・（意味）AとBのあいだにはさんであるでしょう？

本日の遠州弁：ねち

ねち　といっても　ねちねちしてるわけではない。

歯ぐきのことだにぃ～。
おそらく歯の付け根という意味からして、漢字にすると「根地」？　

用例：リンゴをかじったら、ねちから血ん出た。（リンゴをかじったら、歯ぐきから血が出た）

本日の遠州弁：はんぺん

危険物　血が死んでる　と続きましたが、実は今日の単語の方が危険度大！ なにしろ、このせいで離婚の危機になった夫婦があったとか・・・

はんぺんって、もちろん食べ物のことですが、どういうものを思い浮かべます？ 白くてふかふかの、マシュマロのような食感のヤツでしょうか？

他所から嫁いだ妻「今日のおでん、あなたの好きなはんぺん、たくさん入れたわよ」
遠州人の夫「なんじゃこりゃ～！、はんぺんが入っていないじゃんか！（怒）」

遠州地方で「はんぺん」といえば、ねちっとした食感のものだにぃー。揚げてあるのと無いのとがあり、揚げてないのは白っぽい。揚げてあるのは「揚げはん（揚げはんぺん）」とも言う。中に紅ショウガが入っていることが多い。揚げはんは、標準語だと「さつま揚げ」とか「○○天」とか言うかな。そんなヤツです。
先ほどの会話の中のおでんには全国的に売っている「紀文のはんぺん」みたいなのがたくさん入っていたようですよ。
確かに、妻ははんぺんを入れた。でもそれは夫のいうところの「はんぺん」ではなかったのです。

西隣の豊橋（三河地方）でも同じものを「はんぺん」で売ってました。静岡県中部では「はんぺん」と言えば焼津名産「黒はんぺん」（鰯入り）だそうな。そういえば、 １１月のえびす講（えびすこ）の日は、鯛の形のはんぺん（揚げてないけど、目が黒くて体はピンク色）を食べたけど、最近は見かけないなあ。

知らないとケンカの原因にもなりますので、相方が遠州人のところはくれぐれもご注意ください。

本日の遠州弁：血が死んでる

「あ、血が死んでる！」

前回に引き続き、何か危険なにおい
スリルとサスペンスか…

いえいえ、「ちがしんだ」とは青あざ（内出血）ができたということだにぃ～。
サスペンスとは一切関係ありませんので、遠州人とお付き合いされる際はご安心ください。

用例：さっきぶったところ、血が死んでるにぃー。（先ほどぶつけた所が青あざになったよ）

本日の遠州弁：危険物

これは遠州弁と言えるかどうかちょっと自信がないですが（一部の地域限定かも）

「危険物（きけんぶつ）」
なにやら危険な響きです。
何を想像しますか？放射能？ガソリンなど引火しやすいもの？

いいえ、たいしたものじゃないんです。単なる「燃えないゴミ（燃やせないゴミ）、不燃ゴミ」のことだにぃ～。

最近の若い衆は不燃物というかもしれんが、中高年以上なら絶対、危険物ってフツーに言うね。たぶん、割れたガラスとかを想定している言葉だと思う。

それにしても、よその地域で「危険物捨ててきた」なんて気軽に言ったら不審人物かと思われちゃいますので、遠州人はくれぐれもご注意ください。

用例：「今日は危険物の日だで、頼むにぃ。」（今日は燃えないゴミの回収日なので、よろしく。）

本日の遠州弁：なべさら持って

台所にて。
「なべさら持ってきてー」と頼まれた時、何を持ってくればいいでしょう？

鍋と皿？

いいえ、皿は不要。鍋だけ持ってけばO.Kだにぃ～。

「～さら」とは、「～ごと」ということ。つまり、中身を移しかえたりなどせずに「鍋ごと持ってきてね」ということです。
遠州人とお付き合いするときは、くれぐれもご注意ください。

用例：「まるさら食べた」（まるごと食べた）　「カバンさら盗られた」（カバンごと盗られた）

はじめまして

　ブログといふものに興味を抱いて、はや１０年。忙しさにかまけて手を出さんでいたんだが、とりあえず触りながら覚えてみようというとこで、「ブログはじめました」。
　期待して開けた方、どうもすみません。至らないところも多いと思いますが、長い目でみてやってください。よろしくおねがいします。