2009年10月5日月曜日

本日の遠州弁:はんぺん

危険物 血が死んでる と続きましたが、実は今日の単語の方が危険度大! なにしろ、このせいで離婚の危機になった夫婦があったとか・・・

はんぺんって、もちろん食べ物のことですが、どういうものを思い浮かべます? 白くてふかふかの、マシュマロのような食感のヤツでしょうか?

他所から嫁いだ妻「今日のおでん、あなたの好きなはんぺん、たくさん入れたわよ」
遠州人の夫「なんじゃこりゃ~!、はんぺんが入っていないじゃんか!(怒)」

遠州地方で「はんぺん」といえば、ねちっとした食感のものだにぃー。揚げてあるのと無いのとがあり、揚げてないのは白っぽい。揚げてあるのは「揚げはん(揚げはんぺん)」とも言う。中に紅ショウガが入っていることが多い。揚げはんは、標準語だと「さつま揚げ」とか「○○天」とか言うかな。そんなヤツです。
先ほどの会話の中のおでんには全国的に売っている「紀文のはんぺん」みたいなのがたくさん入っていたようですよ。
確かに、妻ははんぺんを入れた。でもそれは夫のいうところの「はんぺん」ではなかったのです。

西隣の豊橋(三河地方)でも同じものを「はんぺん」で売ってました。静岡県中部では「はんぺん」と言えば焼津名産「黒はんぺん」(鰯入り)だそうな。そういえば、 11月のえびす講(えびすこ)の日は、鯛の形のはんぺん(揚げてないけど、目が黒くて体はピンク色)を食べたけど、最近は見かけないなあ。

知らないとケンカの原因にもなりますので、相方が遠州人のところはくれぐれもご注意ください。

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